平成26年4月20日、13:00~14:30まで、NHK文化センター 札幌教室にて開催された。
途中休憩をはさんで、13:30頃まで椅子坐禅。その後、約30分、写経をする。
つづいて、蓮昌庵堀井妙泉老禅子の講話。今回は、良寛禅師の和歌をいくつかあげ、その解説をしながら、良寛さんについてお話をされる。
良寛さんの和歌は彼の禅観そのもの。良寛さんは説教めいた事は言わず、遊びと和歌を通して仏法を説いた。18歳で出家し33歳で印可証明を受けたが、住職にならず、托鉢をしながら本来無一物の生涯を飄々と生きた。托鉢の究極は、仏と仏が布施行によって出会うこと。与える方は、善行をさせてもらってありがとうと思い、受ける方はあなたの仏性に気付いて下さってありがとうと受ける。これが本当の托鉢の修行。
日本には、詩歌・華道・茶道・歌舞伎・能などの素晴らしい文化がある。日本の文化のほとんどが、禅の影響をうけ、禅により形成され磨かれてきた。禅は日本文化の源であり、現代人の渇きを癒す枯れない清らかな泉である、と話を終えられる。
(参加者 男性2名 女性3名 計5名)
芙蓉 拝