平成25年12月15日、13:00~14:30まで、NHK文化センター 札幌教室にて開催された。
途中休憩をはさんで、13:30分頃まで椅子坐禅。その後、約30分、写経をする。
つづいて、蓮昌庵妙泉老禅子の法話。今回の題は、「合掌について」。合掌とは、文明国、未開国、民族を問わず、祈り、尊敬、感謝の心を表わした人間の自然の行動であるということから話を始められる。仏教には、他力門、自力門があること。禅は自力門であり、坐禅をして自分の力で仏性を掴み、その仏性に対して合掌するものであること。左手は智慧=自利、右手は慈悲=利他を表わし、合掌は自利利他円満をあわらした姿であること。「天上天下唯我独尊」は「俺だけが偉い」という意味ではなく、一人一人が唯我独尊であること。
合掌の精神は正しく、楽しく、仲よくの三宝に帰依すること。正しくとは、真理に合掌すること、楽しくとは自己に合掌すること、仲よくとは、お互いに合掌することである。真理とは不易不変の大自然の真理のことであり、その真理をつかんでこそ、真心から合掌できる。その真理をつかむ近道が禅であることなどをお話しされる。
(参加者 男性2名、女性4名)
早急に効果は見えませんが、坐禅で心が落ち着いてきたこと、写経で手紙などの字が上手になったことなど、受講生から喜ばれています。
芙蓉 拝