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 平成26年1月19日、13:00~14:30まで、NHK文化センター 札幌教室にて開催された。

 途中休憩をはさんで、13:30分頃まで椅子坐禅。その後、約30分、写経をする。
 つづいて、老禅子の法話。今回の題は、「幸福について」。人によって、また年代や時代によって、幸福の感じ方はちがう。人生は四季に例えられる。春は幼少期、夏は青年期、秋は壮年期、冬は老年期。日本には100歳以上が5万人おり、その80%が寝たきり。数年後は10万人になると言われている。昔はシルバーと言われた世代が日本の活力を担っている。いったん何かあった時、名誉や財産はあってもあてにならず、最後に頼りになるのは健康と心の持ちよう。まず、健康が大切。自分の身体が発しているサインを読みとること。
 そして、心のケア。心のモヤモヤを掃除して「天上天下唯我独尊」である、世界で唯一のかけがえのない自分と向き合う。うれしい時には心底から喜び、悲しい時には心底から悲しむ。大自然の四季のように、色々な日を精一杯生きることである、と今回は早めに話を終えられる。
                                            (参加者  男性2名、女性3名)

 終了後、教室でお茶とお菓子をいただきながら、30分ほど茶話会を持つ。あまり禅のことには触れず、各々がお正月をどのように過ごしたかを話し、懇親を深めました。

芙蓉 拝
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 平成25年12月15日、13:00~14:30まで、NHK文化センター 札幌教室にて開催された。
 途中休憩をはさんで、13:30分頃まで椅子坐禅。その後、約30分、写経をする。
 つづいて、蓮昌庵妙泉老禅子の法話。今回の題は、「合掌について」。合掌とは、文明国、未開国、民族を問わず、祈り、尊敬、感謝の心を表わした人間の自然の行動であるということから話を始められる。仏教には、他力門、自力門があること。禅は自力門であり、坐禅をして自分の力で仏性を掴み、その仏性に対して合掌するものであること。左手は智慧=自利、右手は慈悲=利他を表わし、合掌は自利利他円満をあわらした姿であること。「天上天下唯我独尊」は「俺だけが偉い」という意味ではなく、一人一人が唯我独尊であること。
 合掌の精神は正しく、楽しく、仲よくの三宝に帰依すること。正しくとは、真理に合掌すること、楽しくとは自己に合掌すること、仲よくとは、お互いに合掌することである。真理とは不易不変の大自然の真理のことであり、その真理をつかんでこそ、真心から合掌できる。その真理をつかむ近道が禅であることなどをお話しされる。
                            (参加者  男性2名、女性4名)
 早急に効果は見えませんが、坐禅で心が落ち着いてきたこと、写経で手紙などの字が上手になったことなど、受講生から喜ばれています。

芙蓉 拝
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いよいよ明日に迫ってまいりました。
待ち遠しいですねー♪

2013.12.7
フルートアンサンブル・クレールの『紅葉狩り』コンサート

第Ⅰ部 午後1時半より開演
第Ⅱ部 午後2時半より開演

クレール『Clair』東京音楽大学在学中からの仲間達による息の合ったクァルテットをお楽しみ下さい。
ビッコロ、アルトフルートの演奏もございます。

陣内麻美・河合知子・鈴木夏絵・手塚明香

曲目
 もみじ 岡野貞一
 アルルの女より「メヌエット」 ビゼー
 楽興の時 シューベルト
「四季の詩情」メドレー
 剣外です。

 昨夜は桃園の誓いに倣い、ネットを通じてその人となりに惚れ込んだ3人の呑み助が集い、飲めや歌えやハレルヤ♪ ってなわけで、、、剣道場に泊まりました。

 朝6時から一炷香、直日は英峰さん、助警は玉道さん、聖侍は如空さん、千鈞庵霞山老師、妙珠さん、月海さん、そして剣外の7人で今朝は坐りました。

 外はまだ真っ暗闇でしたが、真向法でストレッチをする頃には朝陽がもみじの葉っぱを照らし、それは見事な景色が拝めます。まさしく朝座禅は三文以上の徳がありますね!

 会場をお借りしている人間禅道場の紅葉も日ごとに色が増してきております。はい、パチリ。



 明日から日暮里谷中の擇木道場で擇木禅セミナーが始まりますね。吐く息も白くなり、風が冷たいので暖かい服装で出かけたいと思います。

剣外 拝
 毎月1回、第3金曜日午前中に人間禅道場南寮和室で開催している「女性のための坐のすすめ」(KUJ京葉女性静坐倶楽部)。
 12回目を迎えた今日、紅一点ならぬ黒一点、プチ摂心会もどき中(笑)の剣外が参加したのでご報告申し上げます。


山門入り口には女性らしい気配りの案内紙

 直日は妙珠さん、聖侍は知韻さん、昨年12月から参加している常連のNさん、今年1月から参加している近所のHさん、そして今日が初めてという I さんと小生の計6名で坐りました。

 子育て、家事、家計のやりくりと忙しい日々。
 ひと時の間、心静かに坐って自分をみつめてみませんか?
 日頃考えていること、悩んでいること、一緒にお抹茶とお菓子を頂きながらお話するのリフレッシュになるのでは! 静かに息を数えて坐ることで脳は活性化され、美しさにもつながります。


 ネットで見て申し込んだという I さんは、自宅で座禅の本を手本に組みはじめて2週間足らず・・・といわれておりましたが、25分の静坐を2回、結跏趺坐でしっかり坐られておりました。

 はじめて警策を受けた常連さんは、「もっと痛いのかと思ってビビっていたけれど、眠気がとんで、シャキッとしました」と感想をもらしていました。

 静坐後は、紅葉が色づきはじめた山内を妙珠センセイの案内で散策。「わあ、こんな奥まであるんだあ」「茶室から眺める景色も見事でしょうね~」と感嘆の声。来る12月7日(土)に開催される『紅葉狩り』の案内もしっかりちゃっかりしておきました♪

 お茶会では、この会が始まってちょうど1年経ったということで、これまでは薄茶を飲んでいたようですが、今日は濃茶をいただきました。辛党の剣外はちょいと苦手な味でしたが、濃いお抹茶は免疫力がついて風邪をひかないそうであります。
 本日のお菓子は『御千葉(おんちば)まんじゅう』。千葉県産“やまといも”で作られた房総銘菓を、濃茶と交互にいただくと、気分もほっこり幸せになります。

 前回、リコーダーを吹いたことを受けて、今回、妙珠センセイがご準備された資料は、「日本の音風景百選」顕彰碑のある「矢切の渡し」関連記事と、もうすぐ102歳を迎える日野原重明先生(聖路加国際メディカルセンター理事長)の新聞コラム。これを参加者が読み上げ、雑談をかわしながら、心やすらぐひとときを過ごしました。

 お土産に、お花畠に咲く『野菊の花』を摘んで持ち帰っていただきました。

 次回は、12月20日(第3金曜日)午前9時40分集合、10時から10時40分が静坐(椅子の用意もあり)、10時50分から11時30分までお茶会の予定。
 ここだけの話ですが、和室は暖房も入っているので、あったかいですよん。
宏道会剣道場脇に咲く小菊の生け花

剣外 拝
 月曜日から土曜日、朝6時から6時45分まで、市川市国府台にある人間禅道場南寮(正門入って右側の建物です)和室にて「早朝静坐会」(KUJ早朝静坐倶楽部)を実施しています。

 直日は英峰さん、聖侍は妙珠さん、そして剣外の3人で今朝は坐りましたが、朝ひとりで坐るよりも同じ志をもった仲間といっしょに坐ることで、くじけそうな気持ちを奮い立たせてくれる雰囲気があります。

 今日は5のつく日ということで、読経の日。毎月5・10・15・20・25・30日は、一炷香45分を坐ったあと、開経偈に続いて、摩訶般若波羅蜜多心経、四弘誓願文を唱和します。お経というのは有り難いもので、実際に真剣に唱えれば唱えるほど心が安らかに、気持ちよくなるから不思議です。三昧の境地にはほど遠いのですが、一所懸命ほかの人にあわせて唱えることで気持ちよくなるなんて、それだけでええやないですかぁ!

 真向法では、英峰さんのコマネチ(古いか、古いねえ)ばりの見事な開脚屈伸に、思わず合掌する圏外であったが、これも毎日実行しているからこそのからだの柔らかさですね。

 どなたでもご自由にご参加ください。初心者大歓迎です!!
 玉道居士が残したメッセージが今も剣道場入口に貼り出されています。

 朝を制する者は一日を制す!
 一日を制する者は一年を制す!
 一年を制する者は一生を制す!

 隣接する宏道会剣道場では、金曜日の朝6時から7時まで、小野派一刀流の形稽古をされており、時折、木剣の音が聞こえてまいりました。こんどは形稽古にも参加しなくちゃ。

剣外 拝
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 本日より船橋市勤労市民センター2階第二和室に場所を戻して始まった、船橋静坐会(KUJ船橋静坐倶楽部)。

 直日は道妙さん、助警は剣外、聖侍役に慈照さん、そして常連のYさんと本日初めてお見えになったTさんの5名で30分×3回を座った。

 新到のTさんは、日本最大の総合電機メーカーに勤める青年で、ネットを検索してこの船橋静坐会の存在を知ったそうだ。
 初めてなので無理しなくていいよ、と直日のやさしい声かけがあったものの、しっかりたっぷり1時間半(途中5分の休憩を2回挟む)座ったあとの表情は、なんともいえない気持ち良さそうな充実した顔であった。

 船橋静坐会は、毎月第2・第4木曜日、午後7時~9時まで、2階第二和室にて開催していく予定である(参加費1回300円)。
 前回まで利用していた会場とは座布団の厚みが違うため、こちらのほうが静かで落ち着いて座りやすいという3拍子揃った環境にある。

 JR船橋駅または京成船橋駅から徒歩5分という利便を生かし、今後どう盛り上げていくかが課題であるが、今夜は船橋静坐会の再スタートにふさわしい顔ぶれが揃ったことが何より嬉しい出来事であった。

 次回は、第4木曜日、11月28日(木)を予定しています。
 初めてのかたも大歓迎です。とくに予約など要りませんが、初めてのかたは座り方をご説明しますので、20分前にはご来場いただければ幸いです。
 いっしょに座って、自分の息を静かに数えましょう!

剣外 拝
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広島・呉 11月文化講演会のお話

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執筆 : 
耕雲塾 2013/11/12 16:22
KUJ文化講演会in広島・呉

■11月2日(土)13:00~15:00
 上田宗箇流 「武家茶道~分かりやすい茶の湯」と題して、上田宗篁若宗匠よりお話をいただきました。



 御自分の体験談を交えながら、流祖上田宗箇のお話や武家茶道の特色、その伝統を受け継ぎながら、不易流行という言葉のとおり、それを現代の世に伝えて行くために工夫努力を重ねられていることなどを、率直にお話下さり、講演後の質問も活発に出されて、予定の時間を1時間以上もオーバーするほど充実した講演会になりました。

■11月3日(日)14:00~15:00
「坐禅のすすめ」と題して、禅フロンティア主宰 慧日庵笠倉玉渓老禅子よりお話をいただきました。



 公案の初関とされる「父母未生已然本来の面目如何」を口切に、自分の人生に於いて如何とも為しがたい「縁」にどう向き合っていくか、その問題を良寛和尚の辞世「裏を見せ表を見せて散るもみじ」を引きながら、色即空、空即色という禅の境涯を、御自分の深い禅体験を元に、実に分かりやすく、活き活きと語られました。
 また、中国と日本の禅の違いについて、中国では「山川国土」というところを、日本では「山川草木」と言い、「山川草木悉皆成仏」という天台本覚の思想を踏まえながら、日本人の自然を愛し、それと一体となった豊かな感性の中で、日本禅が味わい豊かなものに形成されてきた事を、さまざまな事例を挙げて説明されました。
 そのお話は、聴く者をして、禅が如何なるものにも動ぜず、積極的に、しかも実に味わい深く人生を生きて行く力を与えてくれるものであるかを、十分に、しかも感動的に納得させる内容でした。初めて坐禅・参禅体験に来られた方々もおられましたが、自ずと「私も・・・」という思いに駆られるような素晴らしいお話でした。



 その後、坐禅の仕方などについての指導や葆光庵丸川春潭人間禅総裁老師による参禅体験もあり、素晴らしい講演会になりました。

講師の先生方、御聴講の皆様、ありがとうございました。

山田破笠 合掌
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 平成25年10月20日(日)、NHK文化センター札幌教室において、蓮昌庵堀井妙泉老禅子による「写経と坐禅 ―禅を聞く会―」が開催された。
 途中休憩をはさんで、13時25分頃までイス坐禅。その後、約30分、写経をする。
 続いて、蓮昌庵老禅子の講話。今回の題は「足るを知る」。人間の根本的煩悩は、貪(貪欲)・瞋(瞋恚)・痴(愚痴)の三つ。このうち貪欲を退治するのがいちばん難しい。その心構えとして強調しているのが〈足るを知る〉ということ。遺教経、法句経、老荘の教え、華厳経の懺悔文、千利休、松平不昧などの言葉から〈足るを知る〉について詳しく説明される。それに比べて、私たち現代人は足るを知らず、あまたの犯罪を起こしている。戦争、強盗、殺人、傷害、詐欺、強姦など、社会悪が多い。若い人たちは、この心構えを消極的と感じたり、文化や技術の発展がなくなるのではないかと思うかもしれないが、そのことはまたの機会にお話しすることにする。あきらめてしまうこととも意味が違う。自分の身にあわない欲望を持って苦しむことのないように、足るを知り、ひとり一人が豊かな人生を生きてほしい、とお話を終えられた。(参加者 女性5名)
 講座のあと、お茶とお菓子をいただきつつ30分ほど雑談をする。
 受講者の方々は、イス坐禅では次々雑念がわいてくること、視線をどこに落としたらいいかよくわからないことなどを話された。坐禅の時ばかりでなく、いらいらした時など道を歩きながらでも数息観をすると、いつの間にか心が落ちついてくると話す人もいた。また、仏教の他の宗派と禅の違いについても質問が出た。蓮昌庵老禅子は、坐禅の仕方、雑念への対処の仕方、禅は仏教の母体であることなどを話された。
「悟りをひらくと、仏さまが見えるようになるんですか?」という質問もあり、ちょっとビックリした。

芙蓉 拝
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