平成26年2月16日、13:00~14:30まで、NHK文化センター 札幌教室にて開催された。
途中休憩をはさんで、13:30分頃まで椅子坐禅。その後、約35分、写経をする。
つづいて、蓮昌庵堀井妙泉老禅子の法話。今回の題は、「独りを慎む」。「独りを慎む」というのは、中国の古典『大学』にある言葉で、一人でいて誰も見ていない時でも、自分自身をしっかりと律する、という意味。心を平常にし、その中に見えてきた本当の自分を欺かず、自分に嘘をつかず、自他共に誠を尽くすこと。
「小人閑居して不善を為す」という語もあり、人間とは弱いもので、暇があると人はついつい安易なほうに向かい、よからぬこと(お酒、競馬、パチンコなど)をする。
吉田松陰、西郷隆盛、インドのガンディーなど、自分を磨き続けた人を紹介。自分を高めることに時間を使う人と、そうでない人との人間力の差が大きくなる。禅の修行は、五欲七情を働かしている心の本体をつかみ、これを磨きあげて、正しく欲望を用い、自主的な人間を育てあげる修行である、とお話を終えられる。
(参加者 男性2名、女性4名)
今、受講している人たちは全員、来期も受講するとのことでした。
芙蓉 拝